13日金曜日、自転車にはねられた事故の備忘録
先週金曜日の夜、最寄駅から自宅まで徒歩で歩いている途中、後ろから走行してきた自転車(脇見、一時停止違反、無灯火、傘さし運転)にはねられ、左半身打撲となった私ですが、お蔭様で復活しております。
加害者は50歳位のIT企業で働くサラリーマン。自らも転倒し、「なんで?」という表情をしていた不思議な方でしたが、「すみません」と謝ったので、普通の人なんだろうと、少し安心しました。「なんで、ぶつかったの?」と訊くと、「脇見運転をしていました」とのことでした。
現場は信号のない小さな交差点で、片側は見通しがとても悪く、当然一時停止の標識があるのですが、駅が近い場所ということもあってか、駅まで全開でペダルを漕ぐ人ばかり。自転車の人で一時停止をする人を、今まで一度も見たことがありません。
これだけの衝撃でぶつかってきたのだから、一時停止しているはずないし、ライトを点けていれば、私も後ろから自転車が来るのはわかるから、ライトも点けていなかったんだよなと思い、問いただしてみると、急に都合が悪くなったのか、ダンマリ(^_^;)
雨の降り続く夜中の住宅街で、傘もささずに話し合いも無理だろうと思い、とりあえず物損だけは弁償してもらうことを承諾してもらい、連絡先の交換をすることにしました。
会社の名刺の裏に自分のケータイの番号を必死に書いている加害者を見ながら、「個人賠償責任保険に入ってますか?」と訊いてみると、「妻に確認してみないと、わかりません」とのこと。
それ以降は何を訊いても「妻に確認しないと…」の一点張りなので、これ以上何を訊いても無駄だし、今後ものらりくらりとかわされる事態を想定し、「では、警察を呼びますので」と私が110番通報しました。
通報から20分程で、駅前の交番勤務の警察官二人がバイクで到着し、現場検証を短時間で要領良く進めてくれました。私に対して、警察官の主な発言は以下のとおりでした。
1.草加の隣町の八潮市は、日本で一番自転車事故が多い。この辺りも酷い運転が目立つ。
2.警察は民事不介入なので、今後の話し合いは当事者同士で
3.病院へ行ったら報告して欲しい。物損事故から人身事故に切り替えるので。
4.救急車を呼ぶから、無理して帰らずに、このまま病院へ行ったら?
その後、足を引きずりながら、何とか自宅まで歩き、即行で打撲に効くという精油ヘリクリサムを原液で塗布しました。見る見る腫れがひいていくのを見て、一安心。翌日の土曜日を自宅で大人しく過ごしていると、ほぼ普通に歩けるようになり、病院へ行かずに済みました。
土曜日の夕方、先方が心配しているかと思い電話をすると、相変わらずのらりくらりな応対。「個人賠償保険は?」と訊くと、「妻が確認しています」との返事。
「破れたスーツと、壊れた傘は弁償していただきます」とだけ告げて電話を切りましたが、いい歳の大人が「妻が…」しか言えないとは、なんとも情けない(^_^;)
月曜日から少しずつリハビリをしていると、いきなり加害者から電話があり、「私の保険会社の担当者が、事故の状況を訊きたいから電話したいと言っています」と。
「個人賠償責任保険に入ってたの?」と訊くと、「私は良くわかりませんが、妻が保険会社に電話したようで…」と加害者。
「こちらは保険に入っていないと思ったから、金の掛かる病院にも行かずに、物損だけ払ってくれれば良いよと言ったのに、保険に入ってましたとの報告も無く、いきなり事故状況の説明を保険会社の担当にしてくれですか?」と私。
しばらくして、保険会社の担当から電話が入りました。
「いやぁ、契約者さんはとても仕事が忙しい方らしく、日中はお話ができないと奥様がおっしゃるので、ご迷惑かとは存じますが、お電話させていただきました」と。
「通院したら、実費払い?」と質問すると、「そうです」と担当者。
「破れたスーツや傘も?」と質問すると、「そうです」と担当者。
事故の状況を細かく説明すると、「請求のための書類を送りますので、記入後ご返送ください」とのことでした。それ以降、加害者からは一度も連絡はありません。保険会社からも。
最近は本当に、自転車の事故が多いですね。今回のような後ろからの攻撃は、ちょっと予測できませんが、皆さまも危険箇所を避けたルートを再考するなどして、ご用心ください。
現場の写真を後日、撮りました。
ちょうど目の前を一時停止をせずに走り去った自転車がいて、走行ラインが確認できました。右奥のスーツ姿の女性が乗る自転車の少し奥の位置で、はねられました(^_^;)
はい、画像のとおり整骨院の横で。日中ならすぐに診てもらえたのになー
※個人賠償責任保険とは https://allabout.co.jp/gm/gc/8621/